
富山に来たら絶対にお寿司を食べてもらいたい!

路面電車が走る富山駅前。
温故知新。歴史とモダンが組み合わさる街。
北陸新幹線開通で一気に注目されるようになった北陸地方。
その北陸新幹線の終点が石川県ですが、ここには金沢などの観光地があります。
その少し手前に富山はあります。
北陸新幹線が無いころは、東京からだと車で5~6時間かかっていましたが、今は2時間半で埼玉県の大宮から富山駅まで来れてしまいます。
注目される北陸の富山に初めて来たときに友人に市内を案内してもらって思ったのが、路面電車と富山城、懐かしいものが上手に現在の建物と共存しているところです。
富山城の隣には富山県庁やテレビ局もあり、さながら東京の皇居のような雰囲気です。
街中も綺麗に整備されていて、散策しても楽しい街です。
富山に来たら一度は食べてもらいたいのがお寿司!

やっぱり美味しい魚はご当地の漁港にあり!
この漁港めぐりをはじめるきっかけとなったのが富山の寿司でした。
登山で立山から富山に下山した時に、富山に住んでいる友人に富山を案内してもらいました。
その頃は富山の寿司をあまり知らなかったので、「富山の美味しい物を食べたい!」と友人に伝えたら、寿司屋(回転寿司)に連れてきてもらいました。
正直、回転寿司のネタは東京都内とそんなに変わらないだろうと思っていました。
だがしかし、富山の回転寿司は都内の寿司より倍美味しい!
大げさに言っているわけではなくて、本当に美味しい!
富山県民はいつもこんなに美味しい物を食べているのか…驚愕しました。
いつも食べているので、それがどんだけ美味しいのかに気づいていないようです。
東京育ちで、東京には築地もあるから美味しい物が東京にもあると思われるかもしれないが、美味しい物は高級店にしかない。
高級店には、各地の僥倖から直送される美味しい魚が出回っている。
極端に言えば、富山の回転寿司も高級店と同じくらい美味しい魚がいつも地元の漁港から直送される。
知らないうちに東京で出回っている最高級の魚が地元では出回っていることになる。
それをあまり地元の人は知らない…

回らないお寿司屋さんは、実は入りやすい!
回らない寿司屋に自分で入ったのは、これが初めて。
敷居が高い…金額が高い…そんなイメージがあるが、そこまで高くないし、普通のお店と一緒で予約などすれば普通に入れるし、席が空いていればすぐに入れる。
高いコース以外は頼めないなんてこともなく、酒を飲みながらちょっこっと寿司を食べる人もいれば、刺身とお酒を飲む人も。
観光で来て、お寿司だけ食べて帰るという方も。
寿司屋は回転寿司よりも自由度のあるお店なのだ。
高いイメージを持っている方は、たくさん食べるから高いだけで、人並みに食べる程度では高くない。
落語でもありましたが、寿司屋でバクバク食べるよりも、そばでも1杯食べてから来るといい。
私は飲み屋でも酒を飲んで話すのが多く、飲み屋であまり食事はしない。
なので、そんなに高い金額を払ったことはあまりない。
食べ過ぎるから高く感じているだけだ。


歩寿司 分家 富山駅前店にお邪魔しました。
今回の企画でどうにかお寿司屋さんを取材したいと思い色々なお寿司屋さんに問い合わせました。
結論、全部に断られました。
確かに…知名度もない誰だか分からない人間の取材なんて御免だ。
そんな中手を差し伸べてくれたのが歩寿司 分家 富山駅前店の大将でした。
「しょうがねぇなぁ」ということで取材させてもらいました。
取材といっても特に派手な撮影もせずに寿司食べて酒を飲んでいるだけなのですが…
この説明が難しい…取材と言わない方がいいのか…
大将からも取材許可を取る時のコツを色々と教えてもらいました。
初めての方にも楽しく話してくださる気さくでユーモアあふれる大将です。
回転寿司や居酒屋では味わえない、カウンターの寿司屋さんならではのお客さん同士の会話。
お寿司のことも色々と教えて下さり、楽しいひと時を過ごせました。
富山は回転寿司も美味しいですが、ちょっと贅沢に回らないお寿司屋さんもいかがでしょうか。
東北新幹線が開通し、2時間半で来れてしまうので、都内で高級寿司屋さんに何万円も出すよりも、一泊二日で漁港直送の美味しい魚がそろっている富山旅行もおすすめです。
歩寿司 分家 富山駅前店
住所:〒930-0003 富山県富山市桜町2-2-7
電話:076-432-3850
営業時間:17:30~25:00